解散した旧ＲＯＷＡ社の生き残りが、ＡＤＥ，ＢＥＭＯ社と共に創業した精密フルスケールモデルメーカーの雄。実車の図面を忠実にスケールダウンし、目新しい製品を怒涛のよ うに送り出す。２００４年夏に本社工場を移転した直後に社内の内紛や銀行との軋轢などにより破産宣告を受け一時休業したものの直ぐに銀行主体のもと再建開始。規模は縮小し再開。生産の拠点をオーストリーから中国や東欧スロバキアなどに移し始めた。その後ミュンヘンの事業会社が買収し、社名をModelleisenbahn Munchen としフライシュマンを買収、ロコ社とフライシュマン社を同社の持ち株会社とした。Ｅｐ１から３までの古いタイプとＮゲージをフライシュマンブランドで、４から５、６をＲＯＣＯブランドで新製品化する。工場はスロベキアと近年はベトナムに移行している。

ヨーロッパ型全般を手掛ける。後発であるが為他社で製品化されていないモデルをより早 く手掛け、新車も他社より早く製品化する。蒸気機関車を始めあらゆる車種をラインナッ プ。

精密フルスケール化に固執しており、飾っておくだけの日本人マニア受けのするボディワ ークである。塗装技術は今一つでプラの地肌が感じられてしまう。

中クラス性能のモーターと両軸駆動および過重ウエイトで牽引力、静粛性に優れるが耐久 性に劣る。毎回アイディア溢れる機構を考え出す技術者は余程頭がよいのであろう.

過去２万円以下で買える動力車が魅力であったが、近年の質向上に伴い高価格帯に移行し てしまった。