欧州メーカー情報
社 名 :
MAERKLIN(メルクリン)
所在地 :
ドイツ ゲッピンゲン市
ゲージ :
HO Z I

総評
創業150年を超える鉄道模型業界をリードするトップメーカー。日本でも古くからの輸入取り扱いで周知され、外国型=メルクリンと反応するマニアは非常に多い。常に技術力と販売力で優位に立ち独自の3線式システムを崩さずに親子3代使っても壊れないと言われる堅牢な精巧製品を作ってたが近年のデジタル化に伴いそれは神話になってしまった。肥大化した社内の数々のリストラを重ねたが上手く運ばず、英国の投資会社に経営権を2006年に身売り。その後2008年の金融危機以降経営が悪化し2009年2月に破産、現在再建に向けて模索中。
製品化の傾向
ドイツ主体であるがエキスポートモデルと称するEU向け,アメリカ型も手掛けている。MHIと称する限定生産製品も多い。そして総合カタ ログにも載らない製品があるのも特徴。運転本位の欧州製品らしくデジタル制御された統一システムも特徴。レールやコントローラーをはじめトータルに総合製品化された商品群は抜きん出た性能を誇っている。たとえば日本型しか知らないマニアはカルチャーショックを受けるのは必定。
製品の特徴(上回り)
ダイカストを多用した独特の高級感溢れるボディが特徴。客車はデフォルメスケールですべて短スケール。雰囲気は抜群であるがこのスケールを嫌うマニアも多い。
製品の特徴(下回り)
従来は集電シューがこする音ゆえ、たとえ静かな走行性能に仕上げてもあまり効果が無かった為かどうか、ギア音、モーター音も高らかに走るのが特徴で有ったが、近年のデジタル化に伴いモーターは高性能多様化、Cレールと称する樹脂道床の出来の良さと相まって静粛な走行性能に変化してきた。
価格帯
高価である。
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