発足当時グループを統括していたHERIS社は2002年のニュルンベルク・トイ・メッセに初登場し話題を呼んだメーカーであり。代表者の話「メルクリン、フライシュマンよりは下のランクでロコ並みのクラスを狙っている。当面は各国のディーラーとの提携でフルスケール客車をリリースしていく。昨年ドイツの2階建て客車を先行発売し成功を収めたので今年はベルギー、スイス、イタリアなどを手掛けて行く」とのことであったが・・・・
2003年以降は国別にL.S.Models 主にフランス・ベネルクス型 RailTop-Modell
主にスイス・オーストリー型
A.C.M.E. 主にイタリア型、その他ギリシャやスカンジナビアなどもともと傘下に有ったディーラーがそれぞれ独立して固有のブランドを立ち上げた。
製品は中国は深センのModern Gala社製で、どうも全ブランド同一の工場のようです(詳細不明)はっきり言ってドイツ製に比べればまだまだと言う成型で、ボディの脆弱感や見え難いところなどは結構手を抜いて作ってあるなど超一流とは言いがたいですが、塗装がROCOなどに比べても格段に優れており全体の印象を良く捉えられておりますので良い雰囲気にし上がっております。
一見Adeの再来か!と目をこすり、良く見ると粗が見え、でも改めて見直してみると変に魅力的という、変な気分にさせられる車輌であります。初心者は全く主眼に置いておらずあくまでマニアックな製品群を目指しています。
製品化の傾向
ヨーロッパ型。
同じ中国製でもLILIPUTが欧州もの企画段階の人材不足と米国市場偏重のせいで伸び悩み、BRAWAは機関車や古典、ゲテモノに傾いている現状で中国製客車市場の隙間をうまく突いて出てきたメーカー。当面はヨーロッパ各国ディーラーの発注による大メーカーでは生産台数の点で不可能なマニアックな車輛の製品化をすすめる。
製品の特徴(上回り)
肉厚の比較的薄いプラ成型により適度なディテールと適度な省略を行う。一例を挙げればドアステップなどはROCOのように取れ易い別付けパーツとせずに一体成型とする。テールライトは塗装で表現するなど、マニアを唸らせるような手の抜き方をする。最近では別パーツにもなりつつ有る。
製品の特徴(下回り)
一見貧弱そうな台車であるが驚くほどの車輪の転がり性能であり、密着連結もスムーズである。耐久性については現在のところ未知数。
価格帯
価格設定は高めである。マニア向けの商品群に特化して大量生産を主眼に置いていないため価格の割高感は避けられない。